東京パラリンピックの5人制サッカー(ブラインドサッカー)は31日、日本が1次リーグA組3戦目で中国に0-2(前半0-2)で破れ、通算1勝2敗で1次リーグ敗退が決まった。
この試合、引き分け以上で準決勝に進める日本だが、体格、個人技で格上のアジア王者、中国は、これまで何度も日本の前に立ちはだかってきた難敵だ。必死の守備がこじ開けられたのは12分。中国のDF朱瑞銘が左サイドから中央にドリブルで移動し、ディフェンスが引っ張られてマークが甘くなったところで強烈なシュートを決められた。日本に重くのしかかった18分の2失点目も、まるでリプレーを見るような同じ展開で取られた。
点を取るしかない後半の日本。高い位置からのプレッシャー、ボールの音を消す浮き球のパスを使って、攻撃のリズムが戻ってきた。佐々木ロベルト泉(パペレシアル品川)が粘りの突進を見せると、残り7分にはストライカーの黒田智成(たまハッサーズ)が決定機を作る。残り4分にはキャプテンの川村怜(パペレシアル品川)が強烈な左足シュート。だが、ゴールは遠かった。
世界ランキング12位の日本は開催国枠でのパラ初出場。5、6月に日本で開催された国際大会「ワールドグランプリ」で、準優勝に輝き、自信を深めてのパラリンピックだった。
2000年代に国内で広がり始めたブラインドサッカーは、東京パラの効果もあり、国内では企業研修での活用や、裾野の広がりなど熱は高まりを見せているという。
上位進出はならなかったが、初戦のフランスに4-0と快勝し、世界王者のブラジルとの戦いなど、日本はパラの歴史の扉を開けた。3年後のパリに向けて、この流れをどうつなぐか――。(読売新聞オンライン)
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