半導体製造装置向け部品製造などの渡辺精機（山梨県市川三郷町）が、宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地に宮城工場を新設することが決まり、村役場で２６日、同社と県、村による協定の締結式があった。
協定は６条で構成され、県と村が同社の工場建設を支援することや、同社が地元からの雇用に配慮し、県と村が従業員確保に協力することなどを定めた。
堀内喜仁社長は「半導体業界の発展に寄与し、雇用などの面で地域にお金が落ちる仕組みを考えたい」などと抱負を述べ、池田敬之副知事は「富県宮城の大きな推進力になると期待している」とあいさつした。
宮城工場は鉄骨一部２階、延べ床面積３０８１平方メートル、敷地面積２万１４９０平方メートル。部品製造と新技術の開発を手がける。総事業費は約２０億円。来年１月の完成を見込む。将来的に敷地内の工場を３棟に増設する計画もある。
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