金属3Dプリンターで製作したコルゲートホーン(左)と、上部にコルゲートホーンを搭載したバンド1受信機(国立天文台・中央研究院天文及天文物理研究所提供)
国立天文台は金属3Dプリンターで電波望遠鏡の部品を作ることに成功した。チリの巨大電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」の中で、電磁波を受け検出する受信機に搭載する部品を同プリンターで製作。部品を受信機に組み込み、低温・真空環境下に耐えられるような望遠鏡の仕様に適合することを確認した。試験終了後、受信機をアルマ望遠鏡に搭載する。
天文観測機器は特注品が多く、同プリンターによる天文機器の製作が期待される。
天体からの電磁波を受信機で受け検出器に電磁波を集める「コルゲートホーン」を同プリンターで製作した。製作したコルゲートホーンを台湾中央研究院天文及天文物理研究所で、電磁波の観測周波数35ギガ―50ギガヘルツ(ギガは10億)を受信できる「バンド1受信機」に組み込み、マイナス258度Cの環境下で最終試験を実施している。試験終了後に、アルマ望遠鏡に受信機を搭載する。
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日刊工業新聞2022年10月28日
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