1 半導体
2 人工知能
3 生成AI
4 半導体製造装置
5 地方銀行
6 水素
7 半導体部材・部品
8 2023年のIPO
9 TOPIXコア30
10 宇宙開発関連
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体部材・部品」が7位にランクインしている。
半導体関連株への物色ニーズが日米で強い。これは生成AI市場の急拡大を背景としたデータセンターの増設需要を背景に、そこで使われるサーバーやネットワーク機器向け先端半導体の爆発的な需要が関連銘柄の株価を刺激している。
米国を中心に国家を挙げての半導体設備投資拡充の動きが半導体製造装置メーカーの商機拡大を想起させ、世界でも屈指の製造装置メーカーがひしめく東京市場では同関連株が軒並み上昇して全体相場を押し上げる格好となった。一方、半導体市況の回復を背景に半導体関連部品やシリコンウエハーなどの素材を手掛ける企業にも恩恵が見込まれ、半周遅れで投資資金が向かう格好となっている。
世界半導体市場統計(WSTS)によると2024年の半導体市場は5883億ドル(日本円で約88兆2500億円)となるとの見通しで、これは過去最高更新となる。半導体部品・部材関連は、車載マイコン大手のルネサスエレクトロニクス<6723>をみても分かるように買収によるスケールメリットを享受する動きがみられ、市場が拡大基調を再び強めるなかで、競争に打ち勝つための合従連衡と淘汰の流れが今後勢いを増す可能性がある。株式市場でも関連銘柄への関心が一段と高まりそうだ。
関連有力銘柄としてはルネサスのほか、シリコンウエハーで信越化学工業<4063>やSUMCO<3436>、半導体パッケージではイビデン<4062>や日本特殊陶業<5334>、半導体用ガスで日本酸素ホールディングス<4091>、エア・ウォーター<4088>、関東電化工業<4047>など。また、半導体フォトレジストの東京応化工業<4186>やJSR<4185>なども挙げられる。このほか、化学セクターで住友化学<4005>、レゾナック・ホールディングス<4004>、東洋合成工業<4970>、トクヤマ<4043>なども折に触れ注目されそうだ。
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