今後、普及が見込まれるEV=電気自動車を1台まるごと分解し、構造や部品について学ぶセミナーが宇都宮市で開かれました。
このセミナーはEVの普及に伴う産業構造の変化に備えようと栃木県が初めて開催し、帝京大学宇都宮キャンパスには自動車部品を製造する県内の中小企業の経営者など100人余りが集まりました。
この中で、市販のEVを1台まるごと分解した際の映像が紹介され、実際に分解した担当者が車体の構造について、「電気系統を保護するためか、ガソリン車と比べて車体の強度が高い印象です」などと説明しました。
このあと、参加者たちは分解されて車体から取り外されたさまざまな部品の展示を見学しました。
特にガソリン車のエンジンに代わるモーターや、重さが300キロ以上あるバッテリーなどが注目を集め、参加者が興味深そうに眺めたり写真を撮ったりしていました。
参加した企業の経営者は「ガソリンエンジン向けの部品が減る一方で、自社の技術をEVにも生かせることがわかった」などと話していました。
県工業振興課の郷野達夫副主幹は「分解した部品の実物を見ることで、各企業の技術力の向上に役立ててほしい」と話していました。
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