村田製作所は16日、石原産業と同社の完全子会社の富士チタン工業(大阪市)の3社で、主要部品の材料を製造する共同出資会社の設立に向けて基本合意したと発表した。2023年春の設立を目指し、今後具体的な検討を進める。村田の主力部品である積層セラミックコンデンサー(MLCC)の材料となるチタン酸バリウムを製造する。
村田はこれまで富士チタン工業から材料を購入してきた。共同出資会社の設立で、安定した材料調達につなげる狙いだ。
村田はMLCCで世界シェアが4割で首位だ。高速通信規格「5G」対応のスマートフォンの普及や自動車の電装化により、電気の流れを安定させるMLCCの需要は伸びている。村田はMLCCの生産能力を毎年1割増強してきた。
村田は中国・広東省にセラミック原料の生産工場運営の子会社を持つ。今回の共同出資会社が設立されれば、材料生産に関わる2カ所目の拠点となる。
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