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Friday, January 7, 2022

サッカー国見高校元監督 小嶺忠敏さん死去 76歳 選手権優勝6回 - NHK NEWS WEB

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サッカーの強豪、長崎県の国見高校を監督として率いて全国高校サッカー選手権で6回の優勝を果たした小嶺忠敏さんが7日午前、肝不全のため長崎市内の病院で亡くなりました。76歳でした。

小嶺さんは長崎県出身で、母校の島原商業の教諭を経て、昭和59年に国見高校に赴任しました。

国見高校では、監督としてサッカー部を率いて全国高校サッカー選手権で6回の優勝を果たすなど名将として知られています。

また大久保嘉人さんや平山相太さんなど日本代表選手やJリーガーを数多く育てました。

現在、監督を務める長崎総合科学大学付属高校は先月28日に開幕した全国高校サッカー選手権に出場していましたが、小嶺さんは体調不良のため初戦からベンチ入りしていませんでした。

高校によりますと、小嶺さんは7日午前4時すぎに肝不全のため長崎市内の病院で亡くなったということです。

76歳でした。

ヴィッセル神戸 三浦監督「本当に悲しくて残念」

国見高校で小嶺さんの指導を受けたサッカーJ1、ヴィッセル神戸の三浦淳寛監督は、全国高校サッカー選手権で2回の優勝を果たしました。

小嶺さんが亡くなったことを受けて、三浦監督はクラブを通じてコメントを発表し「突然のご不幸を伺って、本当に悲しくて、残念です。先生からは、『良い選手であることは素晴らしい。自分の人生を考えた時には、それだけでなく、良い人間性だと言われるような大人になって欲しい』と言葉をもらいました。自分も常に謙虚さや、今の自分がどうなのかを振り返ること、そういうことを当たり前にできるようになりました。それは、小嶺先生の教育のおかげだと思っています」などと振り返りました。

そのうえで「今までずっと突っ走ってサッカーに懸けてきた分、天国で少し休んで欲しいなと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ご冥福をお祈りします」などと哀悼の意を表していました。

元日本代表 大久保嘉人さん「直接 引退の報告ができて良かった」

国見高校で小嶺さんの指導を受けたサッカーの元日本代表で、昨シーズンかぎりで現役を引退した大久保嘉人さんは、自身のSNSで「小嶺先生の突然の訃報に接し、心から哀悼の意を表します」とコメントを発表しました。

そのうえで「先生に教わったことすべてが今の自分になっています。怖い怖いと思われていた先生。でも、私が知っている先生は本当に優しくて、いつも最高の笑顔を見せてくれる先生でした。そして先生に直接、引退の報告ができて良かった。先生が作ってくれた大久保嘉人のサッカー人生を、最後の最後まで見届けてくださり、本当にありがとうございました」と締めくくりました。

元日本代表 徳永悠平さん「情熱を持ち続けて生きていきたい」

小嶺さんの国見高校時代の教え子で元日本代表の徳永悠平さんは「けさ、国見高校OBのSNSで知ってびっくりしました。ことしの選手権でベンチにはいなかったので心配していました」と述べました。

そのうえで「自分が一番成長できた高校時代に監督であり校長先生でもあった小嶺先生に、サッカーをはじめ人間としてどうあるべきかを教えていただいたので感謝していました。長崎だけではなく全国のサッカーに多くの貢献をした偉大な指導者で今後、先生以上の実績を成し遂げる人はほかに出てこないと思います」と小嶺さんの功績を振り返りました。

そして「小嶺先生のサッカーに対する情熱などを間近で見てきて今後、自分がどういう形でサッカーに関わるか分かりませんがどの道に進んでも情熱を持ち続けて生きていきたいと思います。感謝の気持ちとお疲れ様でしたという気持ちをしっかり伝えて最後にお別れしたいと思います」と話していました。

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