[東京 24日 ロイター] - 日本の自動車メーカー8社が発表した11月の世界生産台数は、三菱自動車工業とダイハツ工業を除く6社が前年同月の実績を割り込んだ。東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給の遅れ、半導体不足が続いた。ただ、影響は徐々に緩和されつつあり、トヨタ自動車は微減にとどまった。
トヨタは0.8%減の82万1329台。4カ月連続で前年割れとなったが、新型コロナ感染拡大による部品供給不足が和らいだ。同社は11月の世界生産計画について「85万─90万台」と10月に公表していたが、計算に誤りがあったとして「80万─85万台」に訂正した。このため、実績は「計画通り」だったとしている。
スズキは3.3%減の25万8862台。東南アジアでの新型コロナ感染拡大に伴う部品供給不足により、国内生産、海外生産いずれも微減となった。
半導体不足の影響により、日産自動車は20.2%減の32万2218台と5カ月連続で前年を下回った。ホンダは18.9%減の37万1369台で、前年割れは6カ月連続。ホンダの海外生産は6カ月連続で前年を下回ったが、半導体不足の影響が緩和傾向にある国内生産は4カ月ぶりに前年を上回った。
マツダは8.2%減の11万0744台。半導体不足の影響が一部和らぎ、10月(48.7%減の約6万5000台)から大幅に回復した。国内生産も0.7%減と前年を下回ったものの、過去最少だった10月(58.7%減の約3万5000台)からは倍増し、約7万7620台となった。
SUBARUは4.3%減の7万7692台だった。国内生産は半導体不足や新型コロナの影響で11.3%減ったが、海外生産は前年の部品輸送の遅れによる生産調整の反動で13.8%増えた。
一方、三菱自は13.6%増の9万5606台となった。軽自動車は半導体不足による生産調整が続いているものの、国内全体、海外ともに生産が伸びた。ダイハツは20.4%増の14万5438台だった。国内生産、海外生産ともに増加した。
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