友永翔大、高橋俊成
サッカーJ2・アルビレックス新潟は23日、ホームで3位の京都サンガと対戦した。注目の首位攻防戦に今季2番目に多い1万2684人が訪れたが、0―1で敗れ、開幕から守ってきた首位の座を明け渡した。(友永翔大、高橋俊成)
前節で今季初の黒星を喫したアルビ。直近9試合負けなしと勢いに乗る3位・京都をホームで迎え撃った。
前半46分、プロ初先発のMF三戸舜介(18)からのパスを受けたMF本間至恩(20)が相手陣にドリブルで切り込み、強烈なシュートを放つが、相手GKにはじかれ、前半を0―0で折り返した。試合が動いたのは後半13分。ペナルティーエリア外からのシュートを決められ先制される。
アルビはコーナーキックやサイドからのクロスなどで再三、チャンスを作ったが、相手GKの好セーブなどで決められず、決定打を欠いた。
試合後、アルベルト監督は「後半の得点機会をいかせなかった」。MF高宇洋(23)は「チームとして大きなミスはなかったが、もったいなかった」と振り返った。三戸は「決定力を上げる必要がある」と課題を語った。
アルビは初の連敗で通算10勝2敗3引き分けで2位に。次節は30日にホームで3位琉球と対戦する。
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デンカビッグスワンスタジアム(新潟市中央区)には、試合開始1時間以上前からオレンジ色のユニホームを着たサポーターが続々と集まり、首位攻防の一戦に熱い視線を注いだ。
「絶対に負けられない天王山。負けてしまうとがたがたと悪い流れになってしまう。とにかく勝ちたい」。15年来のサポーターという五泉市の会社員鈴木由美子さん(55)は試合前、こう話した。誘われて一緒に来た職場の同僚、塩崎さくらさん(24)はこの日が初観戦。「想像以上の盛り上がりに驚いた。『推し』の選手を探したい」と話した。
本間の突破やサイドからのクロスなどで再三、決定機を迎えるも相手GKにことごとく阻まれると、スタジアムからはため息がもれた。
阿賀野市の中学3年生渡辺琉叶(るき)さん(14)は「前半に決めきれなかったことが後半に響いた。(首位は陥落したが)勝ち点差が開いたわけではないので頑張って欲しい」と話し、次節の3位・琉球戦からの巻き返しを期待していた。新潟市東区の長野金作さん(71)は「チャンスはいっぱいあったが、点が入らなければ上にはいけない。良いボールもあったけど…」と悔しそうに話していた。
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