
エアレースパイロット室屋義秀さんと県テクノアカデミーの学生2人は12日、連携して機体部品を開発する「リアルスカイプロジェクト」の活動報告のため県庁に内堀雅雄知事を訪ね、部品の完成を報告した。室屋さんは「学生がゼロから完成させた。まさにイノベーション」とたたえ、若い人材の育成を通じた航空宇宙関連産業の振興に期待を寄せた。
訪れたのは、室屋さんとテクノアカデミー郡山2年の三浦侑大さん(福島市)、浜2年の佐藤陸空さん(相馬市)。設計などを担った三浦さんは「不安はあったが、仲間と協力しながら形状の工夫を重ねた」、製作を担当した佐藤さんは「福島ロボットテストフィールドを活用し、地元企業にも協力してもらい、やり遂げることができた」とそれぞれ話した。
室屋さんが代表を務める航空マーケティング会社「パスファインダー」と県が結んだ協定に基づくプロジェクト。昨年6月から、機体の内部に空気を取り込んでエンジンの燃焼効率を上げる「吸気口」の開発を進めてきた。
今後、強度検査などを行い、室屋さんが操縦する機体への搭載を目指す。内堀知事は「若者がゼロから完成させた。夢は実現させるためにあると実感した」と述べた。
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