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Wednesday, April 22, 2020

新型コロナ>町工場ピンチ 部品不足/受注急減:経済(TOKYO Web) - 東京新聞

真空ポンプを製造する社員ら=15日、東京都大田区の三津海製作所第2工場で

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 東京都内の中小製造業者に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が広がっている。海外製の部品が入ってこず製品が完成できなかったり、大手自動車メーカーの工場停止で受注が急減したりと深刻だ。 (西尾玄司)

 「中国や韓国から部品が届かず、完成品が納入できない」。真空ポンプを製造する「三津海(みつみ)製作所」(大田区)の渡辺幸一社長(72)はため息交じりで話した。

 ポンプを動かすモーターの磁石は中国製。ポンプをおおうアルミ製の外枠は韓国製で、一月末ごろから納入が滞り始めた。中国で経済活動が再開された今も十分な数を確保できない。

 最近では、半導体製造などに使う産業機械用ポンプの受注自体が減っており、二カ所の工場のうち一つは休止状態。消毒薬を散布する機器向けで特需があったものの、前年より二〜三割は売り上げが落ちそうだという。

 渡辺社長は「取引する中小の材料業者の中には、もともとの後継者難に加え、コロナの影響による経営難で、廃業を検討しているところもある」と、影響の広がりを心配する。

 自動車製造用機械の金型などを手掛ける「土井精工」(品川区)は、昨年の米中貿易摩擦の影響で受注が落ち込んでいたところに、コロナによる自動車メーカーの工場停止が重なった。

 土井謙治社長(48)は「コロナが収まっても世界的な恐慌になっている可能性がある。自動車生産が元に戻るか分からず、今は不安しかない」とこぼした。

 大田区や品川区の中小製造業者との取引が多い城南信用金庫(品川区)は、政府などが一部信用保証する制度融資による貸し出しが四百億円を超え、前年同期から四倍以上増えた。売り上げの減少で資金繰りに窮する企業が増えていることを示す。同信金は「製造業は飲食店と比べれば緊急性は低いが、今後の資金需要はさらに増えそうだ」と話した。

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