トヨタ自動車とマツダが認証不正のあった車の生産を停止したことで、豊田合成など部品メーカーにも製品の減産といった影響が出てきた。3万点の部品があるとされる車の生産には無数のサプライヤーが関わっており、余波は広範にわたる。
プレス部品大手のフタバ産業は、トヨタが生産を止めた「ヤリスクロス」の部品を岩手県平泉町の拠点で製造しており、この一部ラインを止めた。完成車工場は手元に部品を最小限しか持たないため、部品メーカーも在庫を抱えにくい。
フロントグリルなど樹脂製品が得意な豊田合成は、宮城県大衡村の工場で減産に入った。愛三工業は燃料ポンプの出荷減が見込まれる。ただ不正に関係ない車の生産は続くため、両社とも影響は限定的とみる。
一方、マツダに内装部品を供給するダイキョーニシカワは、別の車種向けの注文増が見込まれるため「影響は軽微」との見方を示した。広島県内にある別の部品会社は現時点で操業に影響は出ていないが、担当者は「これから出てくる」と予想。どの程度の打撃になるか「まだ分からない」と警戒した。
国内事業所の生産状況を表す鉱工業生産指数には下押し圧力がかかる。楽天証券経済研究所は、出荷停止が長引けば7~9月期はマイナスになる可能性が高まると指摘した。
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