自動車部品メーカーのIJTT(本社:神奈川県横浜市)は2023年5月、メインフレームで稼働していた基幹業務システム(鋳造システム)をLinuxのオープン環境にリホスト型で移行した。リホスト作業は日本ティーマックスソフトの「OpenFrame7」を用いて実施した。システムとアプリケーションの改修・保守性が向上し、メインフレームの保守運用コストを削減した。日本ティーマックスソフトが2023年10月12日に発表した。
IJTTは、いすゞ自動車グループの一員として、自動車・各種建設機械用の部品の製造・販売を行っている。2019年4月にアイメタルテクノロジー、自動車部品工業、テーデーエフの3社および3社を管理するIJTテクノロジーホールディングスの統合により設立された。
同社では、基幹業務システム(鋳造システム)をメインフレームで運用していたが、仕様・プログラムのブラックボックス化、COBOLやメインフレーム技術の専門家減少、ベンダーロックインなどの課題に直面していたという。
メインフレームのハードウェア保守満了期限が迫る中、2022年にLinuxのオープンシステムへの移行を検討し、2023年5月にリホスト型で移行した。リホストに、日本ティーマックスソフトのレガシーマイグレーションツール「OpenFrame7」を利用した。JCL(ジョブ記述言語)や各種言語処理系、データベース、TPモニターなどリホストに必要なプリコンパイラや各種ミドルウェアを網羅している。(関連記事:TmaxSoft、メインフレーム環境をそのままクラウドに移行する「OpenFrame onクラウド」)。
同ツールを用いて、メインフレームで動作しているCOBOLおよびPL/Iアプリケーションを、再開発することなくオープン環境に移行している。基幹システムをオープン環境で稼働させることで、システムとアプリケーションの改修・保守性が向上し、メインフレームの保守運用コストを削減した。
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