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Wednesday, June 28, 2023

スワニーと3D Systems大型部品のペレット3Dプリンティングで協業 - ITpro

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 スワニー(長野県伊那市)と米3D Systemsは、日本での樹脂ペレットを使った押し出し方式の大型3Dプリンティングの普及に向けて協業を開始すると、2023年6月19日に発表した。具体的にはスワニーが、市販樹脂ペレットを使って大型部品を造形できる3D Systemsの「EXT 1070 Titan Pellet」を備えたデモセンターを開設する。

 デモセンターは同年10月に開設予定。造形条件や精度、品質、再現性などを検討し、大型部品造形の普及を図るとしている。「第35回 日本ものづくりワールド/次世代3Dプリンタ展」(2023年6月21~23日、東京ビッグサイト)では、実際にEXT 1070 Titan Pelletで造形したサンプルなどを披露した。

図 米3D Systemsの「EXT 1070 Titan Pellet」

図 米3D Systemsの「EXT 1070 Titan Pellet」

(出所:3D Systems)

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図 椅子の造形サンプル

図 椅子の造形サンプル

「第35回 日本 ものづくり ワールド/次世代3Dプリンタ展」の3D Systemsブースに出展した。材料は、強化材として短繊維の炭素繊維を配合したABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂。押し出しノズルサイズは4mmで、積層厚は0.8mm。造形時間は45時間。(写真:日経クロステック)

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 EXT 1070 Titan Pelletは、射出成形などに使う市販の樹脂ペレットを使って造形できる押し出し方式の3Dプリンター。最大造形サイズは幅1060×奥行き1060×高さ1210mm。市販の樹脂ペレットを使えるため、幅広い材料に対応できる上、専用の樹脂フィラメントなどを使う3Dプリンターに比べて材料コストを抑えられる。加えて、オプションで最大3つのヘッドを搭載でき、溶融したペレットを押し出すプリントヘッドだけでなく、樹脂フィラメント押し出しヘッドや、NC切削用のスピンドルヘッドも選択可能。これにより、さまざまな樹脂への対応と、切削による後加工を1台で処理できるのが特徴だ。

図 後加工を施した造形サンプル

図 後加工を施した造形サンプル

砂型鋳造用の木型をイメージしたもの。左半分は造形したまま、右半分は表面を後加工している。材料は、短繊維の炭素繊維を配合したABS樹脂。(写真:日経クロステック)

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