栃木県真岡市で行われる第22回全国障害者スポーツ大会の知的障害者サッカーに島根県代表が5年ぶりに出場する。社会人、養護学校生とメンバーの置かれた立場はさまざまだが、目標とする「優勝」を成し遂げ、競技の裾野を広げたいという思いは同じ。29日に東京都との1回戦に臨む。 (景山達登)
知的障害者サッカーは一般的なサッカーとルールはほぼ同じで、競技時間は前後半合わせて60分。日本知的障がい者サッカー連盟によると、全国に約6千人の競技者がいる。
島根の選手は男性約20人。中には、県西部の在住者もおり、年齢や居住地は多岐にわたる。メンバーのほとんどが社会人で全体練習は、出雲市で週1回と限られているが、サッカーという共通の趣味を持つ者同士の距離はすぐに縮まった。主将を務める会社員、名原陽介さん(40)=出雲市在住=は「最初はコミュニケーションを取るのに苦労したが、今では信頼できる仲間と生き生きとサッカーができている」と充実感をにじませる。
そんなメンバーたちにとって、県代表として戦う全国障害者スポーツ大会は特別な大会。5月の中国・四国ブロック予選で優勝し、17年の愛媛大会以来の出場を決めた。
近年はメンバー集めに苦労することも多いといい、監督を務める木次雄作さん(47)=松江養護学校乃木校舎教諭=は「自分たちが結果を残すことで一人でも多くの人に知的障害者サッカーの素晴らしさを知ってほしい」と話した。
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