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Tuesday, August 30, 2022

京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が死去、電子部品の開発で日本の製造業に貢献 - ITpro

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 京セラは2022年8月30日、同社の創業者・名誉会長であり、KDDI最高顧問、日本航空名誉顧問の稲盛和夫氏が8月24日、老衰のため死去したと発表した。90歳だった。

稲盛和夫氏

稲盛和夫氏

(写真:京セラ)

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 1932年鹿児島市生まれ。1955年に鹿児島大学工学部を卒業後、京都の碍子(がいし)メーカーを経て、1959年4月にファインセラミックスの専門メーカーとして京都セラミック(現京セラ)を設立。ファインセラミックスを活用した電子部品を相次いで開発・製品化。事業を拡大した。代表取締役社長、代表取締役会長を経て、1997年から取締役名誉会長(2005年からは名誉会長)を務めた。

 通信事業にも注力した。1984年には第二電電企画を設立。代表取締役会長に就任した。2000年10月にはDDI(第二電電)とKDD、IDOの合併によってディーディーアイ(2001年にKDDIへ社名変更)を設立。電気通信事業の自由化の先鋒(せんぽう)となった。

 日本航空(JAL、現日本航空)の立て直しに尽力したことでも知られる。2010年2月に政府の要請を受け、当時会社更生法の適用を受けた日本航空会長に就任。取締役名誉会長に在任中だった2012年9月、日本航空は再上場を果たした。

 人材育成にも尽力した。1983年から2019年末まで、約1万5000人の経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注いだ。「会社経営とは経営トップのみではなく、全社員が関わって行うもの」という考え方の下、独立採算で運営する小集団(アメーバ)に分け、これらアメーバから成る組織として共同経営のような形で会社を経営する「アメーバ経営」を提唱。独自の経営思想は数多くのフォロワーを生んだ。

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