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Tuesday, August 23, 2022

【米国市況】株が3日続落、10年債利回り3%台-ドルは136円台後半 - ブルームバーグ

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23日の米株式相場は3営業日続落。米経済指標が弱かったことなどが響いた。市場は今週のジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で米金融政策の軌道に関して一段と明確な情報が得られるのを待っている。

  ドル・円相場は下落し、136円台後半。一時は135円台後半まで下げる場面もあった。

  • 米国株3日続落、日中は一進一退-ジャクソンホール待ち
  • 米国債は総じて下落、10年債利回り3.06%に上昇
  • ドルは全面安、一時135円台後半-米経済指標が低調で
  • NY原油は反発、ドル安とOPECプラス減産の可能性で
  • NY金は反発、米PMIが活動縮小を示唆

  S&P500種株価指数は前日比0.2%安の4128.73。出来高が平均を下回る中、日中は前日の終値を挟んでもみ合った。ダウ工業株30種平均株価は154.02ドル(0.5%)安の32909.59ドル。ナスダック総合指数は前日比ほぼ変わらず。

  米国債は総じて下落。朝方は予想を下回る米経済指標を受けて上昇していたが、2年債入札で需要が低調だったことなどから、下げに転じた。ニューヨーク時間午後4時15分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.06%。

  7月の米新築一戸建て住宅販売は前月比で減少し、2016年初め以来の低水準になった。前月から減るのは今年に入り6回目。米国の製造業・サービス業合わせた8月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、2カ月連続で活動縮小を示した。製造業とサービス業両方での需要軟化を反映した。

7月の米新築住宅販売、予想以上の減少-16年初め以来の低水準に (1)

米企業活動が2カ月連続で縮小、総合PMIは2020年5月以来の低水準

  インタラクティブ・インベスターのマーケッツ責任者、リチャード・ハンター氏は「今のところ、世界的にセンチメントが不安定かつ変わりやすい状況だ」と指摘。「目先に関して楽観的になれる理由はほとんどない。景気に関するいかなるわずかな期待もまだ持続可能な形で根付いていない」と述べた。

  ジュリアス・ベアの株式戦略責任者、マチュー・ラシュテー氏は「株式相場の短期的な見通しは厳しい状況が続いている」と指摘。「量的引き締めが金融市場に及ぼす影響はまだ表れていない。一方で、業績見通し引き下げのサイクルは始まったばかりだ」と話した。

Tuesday's stock trading on US exchanges was among the lowest in 2022

  外国為替市場ではドルが主要10通貨に対して全面安。米経済指標が市場予想を下回ったことから、これまでほどタカ派的ではない米金融政策軌道が意識された。市場はジャクソンホール会合でのガイダンスを待っている。

  RBCキャピタル・マーケッツの為替ストラテジスト、アダム・コール氏は「1カ月前と同様に、米サービス業PMIが予想を大きく下回ったことが日中のドル下落につながった」と指摘。「先月はすぐに売りが収まった。同統計公表前にドルのポジション動向はロングになっているが、今回も売りの動きは収まるとの見方に当社は傾いている」と語った。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%下げて、5営業日ぶりの低下。ニューヨーク時間午後4時16分現在、ドルは対円で0.5%安の1ドル=136円78銭。一時は1.2%下げて135円82銭を付ける場面もあった。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=0.9967ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ドルの軟調に加え、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が価格安定に向けて生産を縮小する可能性が意識され、買いが膨らんだ。

  ベタフィのエネルギー調査責任者、ステイシー・モリス氏は「OPECプラスの減産の可能性を巡る発言を消化しながら、この日の原油相場は上昇を続けた」と指摘。「最近の堅調なガソリン需要が続いているかどうかを見極めるため、在庫報告にも注目が集まるだろう」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、前日比3.38ドル(3.7%)高の1バレル=93.74ドル。ロンドンICEの北海ブレント10月限は3.74ドル上げて100.22ドル。

WTI futures have traded in a range of over $10 in August

  ニューヨーク金相場は7営業日ぶりに上昇。8月の米総合PMIが2カ月連続で活動縮小を示したことが買いを誘った。

  ヘレウス・プレシャス・ペタルズのシニアトレーダー、タイ・ウォン氏は「金は6営業日連続で下げた後の値固めとなっている。ドルが同期間に3%上昇した後、上げ一服となっていることも寄与している」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.7%高の1オンス=1761.20ドルで引けた。

原題: Stocks Finish Lower With 10-Year Yield Topping 3%: Markets Wrap(抜粋)

Treasuries Rally Fades After Sloppy 2Y Auction, Large Block Sale(抜粋)

Dollar Falls Against Its Developed Peers on US Data: Inside G-10(抜粋)

Oil Gains Alongside Dollar Weakness and Potential OPEC+ Action(抜粋)  

Gold Snaps Six-Day Loss on Signs of Weakness in US Economy(抜粋)

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