2022年07月18日14時52分
有馬浩二 日本自動車部品工業会会長（デンソー提供）
原材料価格の高騰やロシアのウクライナ侵攻による供給網混乱は自動車関連業界に打撃を与えている。デンソー社長で、日本自動車部品工業会の有馬浩二会長（６４）は「変動対応力をいかに磨き上げ、鍛えていくかだ」と訴え、業界の垣根を越えて連携していくことが必要と説く。
半導体不足に伴い完成車工場が相次いで操業停止に追い込まれる一方、そのあおりを受け、部品メーカーの多くが余剰在庫を抱える事態に陥った。「適正（在庫）が何かという議論があると思う」と指摘し、直面する窮状について、完成車メーカーと協議しながら乗り越えていくべきだとの考えを示す。 
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