2022年06月29日05時20分
サッカー日本代表のDF冨安健洋(アーセナル)が、6月24日までの3日間、古巣J1福岡の下部組織の選手を指導した。後輩に伝えたい熱い思いがあった。
発案したのは冨安。半年前からオンラインで福岡のスタッフと打ち合わせを重ねてきた。ゲーム形式のほか、ボールを奪った瞬間に攻守の担当が入れ替わるメニューなどを取り入れた。内容の一部は、アーセナルや前所属のボローニャ(イタリア)の練習も参考にしたという。
練習後には一人一人の質問に丁寧に応えた。ボランチでのボールの受け方について助言を受けた池田獅大選手(16)は「ピッチ内外で多くのことを学んだ。成長につなげていきたい」と目を輝かせた。
冨安は昨夏、イングランドの名門に移籍。1年目はけがが重なり「プロの中で一番苦しんだシーズンだった」。それでも「全てにおいて世界最高峰」という場に身を置き、肌で感じたものは多い。「今僕が学んでいることをそのまま彼らに伝えたかった」との思いから、つかの間のオフを返上して取り組んだ。
高校3年生でJ1デビュー。19歳で欧州へ渡り、代表の主力にもなった冨安は子どもたちの憧れの存在。「サッカーをやる以上、トップを目指してほしい。僕を目指すんじゃなくて、僕を超える選手になってほしい」。力強いエールで、練習を締めくくった。
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