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Sunday, June 19, 2022

川崎重工、CO2排出しない次世代「水素航空機」部品開発へ…40年頃の実用化目指す - 読売新聞オンライン

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 川崎重工業は、水素を燃料とする次世代の水素航空機向けに主要部品を開発し、2040年頃の実用化を目指す方針を明らかにした。水素エンジンの部品や燃料タンクなどを海外の大手航空機メーカーに供給したい考えだ。飛行時に二酸化炭素を排出しない水素航空機の中核技術で優位に立つことを狙う。

 川崎重工が想定するのは、水素エンジン式の航空機用の部品。水素を燃やして推進力に変える燃焼器や、液化水素の貯蔵タンクなどを開発する。高い強度が求められる水素タンクは小型化が難しく、より効率的に搭載できる航空機の構造を研究する。航続距離2000~3000キロ・メートルで座席数150程度の旅客機への搭載を見込んでいる。

 研究開発費は約180億円を予定し、9割超を新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援でまかなう。30年までに各部品の試作品を地上で試す地上試験を始め、50年頃には数百億円の売り上げを見込む。

 川崎重工はこれまで、化石燃料を使う現状の旅客機向けに胴体やエンジンの部品を製造してきた。一方、液化水素を運搬する専用船を世界で初めて建造するなど水素の貯蔵技術に強みがあり、航空機への水素供給網のあり方について欧州の大手航空機メーカー・エアバスと共同研究している。エアバスは35年までに水素航空機を商用化する方針だ。

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