大手菓子メーカーのロッテは、砂糖や小麦粉をはじめ原材料価格の高騰が続いていることなどを受けて、主力のチョコレート菓子やガムなどについて、ことし9月以降、値上げしたり内容量を減らしたりすることを決めました。
発表によりますと、値上げや内容量を減らす「実質値上げ」の対象となるのは、主力のチョコレート菓子やガム、それにグミなどあわせて74の商品です。
ことし9月以降に順次改定が行われ、このうち値上げの対象となる71の商品については、出荷価格でおよそ4%から17%引き上げられます。
また、袋入りのチョコレートやのどあめなど3つの商品は、9月以降およそ4%から7%内容量を減らすということです。
理由について会社では、砂糖や小麦粉、それにパーム油など原材料価格の高騰が続いていることに加えて、包装資材や物流コストも上昇し、価格を維持することが困難になったためとしています。
大手菓子メーカーの間では、江崎グリコがことし8月下旬以降、主力のチョコレート菓子の値上げなどを行うほか、カルビーもことし9月以降、主力のポテトチップスを含む一部の商品の価格を引き上げるなど、値上げの動きが広がっています。
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