政府は24日、ガソリンや灯油の価格上昇を抑えるため、石油元売り各社へ補助金を出す方針を固めた。レギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)が約13年ぶりに170円以上になり、発動の条件を満たしたとみられる。政府は異例の価格維持策に踏み切る。
27日以降、石油元売り各社に1リットルあたり最大5円を出す。ガソリン、灯油、軽油、重油が対象だ。具体的な支給単価は近く示す。政府は財源として、2021年度当初予算と補正予算に計893億円を計上している。
ガソリンや灯油の値上がりの背景には原油の高騰がある。指標となる米国産WTI原油の先物価格は19日に一時、1バレル=87ドル台と約7年ぶりの高値をつけた。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が欧米の一部ではピークを越え、原油の需要は徐々に回復すると見込まれている。ウクライナや中東で緊張が高まったことも、供給不安の観測につながっている。
ガソリンや灯油の値上がりは…
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