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工進精工所(埼玉県狭山市)は空圧によって集電舟(すり板)を上昇させる「エアベローズパンタグラフ」を開発、「第7回鉄道技術展2021」(幕張メッセ、2021年11月24~26日)に出展した(図)。「約100点以上の部品を削減できた」(同社)のが特徴。直流電化区間の架線電圧1500Vに対応したもので、22年から走行試験を実施する。
パンタグラフの伸縮方式で主流なのは、ばねの力で集電舟を上昇させ、電動アクチュエーターなどで下降させる方式。開発したパンタグラフはゴム製エアベローズに空気を入れて膨らませ、その変形をてこで拡大して集電舟を上昇させる。空気を抜くと下降する。「欧州で多く見られる方式」(同社)という。
新開発品はばねが不要で、ばねの力に抗して集電舟を下降位置に拘束しておくフック、電動アクチュエーターなども不要になるため、部品数を削減できた。コンプレッサーからの空気をエアベローズに入れる際には調圧し、過度の負担がエアベローズにかからないようにしている。
からの記事と詳細 ( パンタグラフの部品点数を100点以上削減、工進精工所が開発 - ITpro )
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