半導体設計開発のトレックス・セミコンダクターは、幅広い電圧に対応した電圧変換用の電子部品を開発した。乾電池やリチウムイオン電池、12ボルト電源などに対応できる。従来品に比べて実装面積を最大で50%削減したほか、変換効率を高めた。ディスプレーや駆動用モーターを搭載する家電製品や医療機器、産業機器などへの利用を想定する。
トレックスが開発した「XC9143/XC9144シリーズ」は、「DC-DCコンバーター」と呼ばれるIC部品。1・3~16㌾の入力電圧に対応し、乾電池から家庭用電源まで対応できる。
表示モニターや小型駆動モーターなどを搭載する電気製品の増加で、電源ICの需要が増えている。これまで電源の入力電圧によってICを使い分ける必要があった。機器の小型化や搭載部品も増加していることから、ICを実装する面積も小さくしなければならなかった。トレックスは、新製品でこうした課題を解決できると期待する。
新製品を使えば電源ICを共通化できるので、複数の電気製品を生産するメーカーは、ICの調達や在庫管理が容易になる利点がある。
からの記事と詳細 ( トレックス・セミコンダクター、電圧変換の電子部品 - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/2ROdyUj
No comments:
Post a Comment