女子サッカーの歴史を調べていた北海道大や大阪成蹊大、日本サッカー協会などの研究チームが、日本最古とみられる競技写真を確認したと発表した。1916年(大正5年)に大分高等女学校(現・大分上野丘高)で行われた試合の写真で、これまでの記録より3年古かった。戦前は主に大正期に、全国の高等女学校でサッカーが行われていたこともわかったという。
近代スポーツの国内での普及には、教育機関が大きな役割を果たしたことから、研究チームは全国の公立高等女学校286校の学校史を調べた。その結果、53校で1902~40年にサッカーを実施していた記事や写真があった。
16年に大分県の大分高等女学校で撮影された試合写真は、86年に発行された学校史にあった。これまでは、丸亀高等女学校(現・香川県立丸亀高)で19年に撮影された写真が最古だった。
大分高等女学校の写真には、2本の棒を立てて上部にひもを張ってゴールとし、生徒がたすきがけとたすきのない班に分かれ、ボールを追いかける様子が写っている。審判なのか、左の男性の足元には予備のボールもある。
日本サッカー協会のホームページによると、日本で最初にサッカーが紹介されたのは、英国の軍人が日本の軍人にサッカーを教えた1873年(明治6年)とされている。
調査した北大の崎田嘉寛准教授(身体教育学)は「研究対象を広げれば、さらに古い写真を発掘できる可能性がある」としている。
スポーツ史が専門の中京大の
からの記事と詳細 ( 大正時代の女子、サッカーに興じる…たすきかけてボール追いかける写真 - 読売新聞 )
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