［マンチェスター（英国） ６日 ロイター］ - 国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）のジャンニ・インファンティノ会長は６日、２０２２年のワールドカップ（Ｗ杯）開催地カタールが含まれる中東の地域紛争緩和を歓迎した。
サウジアラビアは５日に開かれた湾岸協力会議（ＧＣＣ）の首脳会議で、２０１７年半ばから断交が続いていたカタールと和解することで合意したと明らかにした。
インファンティノ会長は以前、２２年Ｗ杯で出場国を４８チームに増やし、バーレーン、クウェート、オマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）といった国まで試合会場を拡大する案を模索。実現可能性を調査したが、周辺諸国がカタールと断交したことで頓挫した。
中東地域全体でのＷ杯開催案が再浮上する動きはないが、関係正常化により周辺諸国への移動制限が解除されれば、大会に大きな影響を与える可能性がある。
インファンティノ会長は声明を発し、ＧＣＣにおける関係改善を歓迎した。そして、「これは中東とアラブ世界で最初のＷ杯であり、地域全体が団結して世界の舞台で輝くための特別な機会だ」と述べた。
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