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Wednesday, January 6, 2021

NY円、反落 1ドル=103円00~10銭 日米金利差の拡大で売り - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=古江敦子】6日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比35銭円安・ドル高の1ドル=103円00~10銭で取引を終えた。米長期金利の上昇を受け、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが優勢となった。昨年からドル安が進んだ反動で持ち高調整の円売りも出やすかった。

ジョージア州の上院決選投票で民主党候補が2議席を獲得し、同党が大統領と上下両院で過半数を占める「ブルーウエーブ」が実現する見通しとなった。財政支出の拡大に伴う国債増発が見込まれ、米長期金利の指標である10年物国債利回りが昨年3月以来となる1%台に上昇。これを受けて円は売られ、一時103円44銭まで下げた。

昨年はドル安が進んだうえ、年初から上院選を前にドルの売り持ち高を増やす投資家が多かった。「上院決選投票をきっかけに、ドルの売り持ち高を中立方向に戻す目的の円売り・ドル買いが出た」(バノックバーン・グローバル・フォレックスのマーク・チャンドラー氏)という。

売り一巡後、円は底堅く推移した。午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(昨年12月15~16日開催分)で参加者が量的金融緩和の維持で一致していたことがわかった。量的緩和が年内は続くとの見方が改めて強まり、円が買い戻された。

円の高値は朝方に付けた102円88銭だった。

円は対ユーロで反落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円95銭~127円05銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで3日続伸。前日比0.0030ドル高い1ユーロ=1.2325~35ドルで終えた。午前は米長期金利の上昇で欧米金利差の拡大を見込むユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ただ、FOMC議事要旨を受けて米量的緩和の長期化観測が強まり、取引終了にかけてユーロが買い直された。

この日の高値は1.2345ドル、安値は1.2266ドル。

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