格安航空会社(LCC)「ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)」は16日、新型コロナウイルスの影響で延期されていた旅客便(成田―韓国・ソウル)を初めて就航させた。入国制限が続き、初便の乗客はわずか2人と厳しいスタートになった。
ZIPの西田真吾社長は同日、成田空港で取材に応じ、「(コロナで)想像していなかった環境になったが、十分にやっていける。日韓線は太平洋を渡る最初のLCCになるという将来の目標の第一歩になる」と述べた。
ソウルには週2便を予定しており、25日からは週3便に増やす方針。留学生らの利用のほか、日韓のビジネス関係者の往来が8日から解禁されており、ビジネス需要の取り込みも図る。
ZIPは2018年7月に設立された中長距離国際線のLCC。日本航空が100%出資しており、ボーイング787―8型機を2機保有する。
当初は5月14日に成田―タイ・バンコク、7月1日に成田―ソウルの旅客便が就航する予定だった。しかし、感染拡大の影響を受け、旅客を搭乗させず貨物専用便として6月からバンコク線、9月からソウル線を運航していた。
現在はバンコク線とハワイ・ホノルル線の旅客便の就航に向け、それぞれの関係当局と調整を進めている。北米への就航を目標としており、2年後の黒字を目指す。【中村宰和】
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