電子情報技術産業協会(JEITA)は31日、日本企業による電子部品の6月の世界出荷額が前年同月比5%減の2768億円だったと発表した。4カ月連続の前年割れだが、5月に比べればマイナス幅は縮小した。新型コロナウイルスの影響は残るが、一部地域で都市封鎖が解除され、部品需要にも回復傾向がみられる。ただし流行前の水準には戻っておらず、先行きは不透明だ。
各国で経済活動が再開に向かい、全地域が回復傾向となった。特に中国では自動車の販売が好調で、電子部品の出荷額が前年を14%上回った。日本やアジア・その他地域向け出荷額も前年実績を下回ったが、5月よりは減少幅が縮小した。
都市封鎖の影響で大幅に落ち込んでいた欧米向けの出荷額も下げ止まった。米州、欧州の5月実績はともに51%減となっていた。6月の米州向けは15%減、欧州向けも25%減で、ともに改善傾向を見せている。
製品別でみると一部の品目は前年実績を上回り、コンデンサーやインダクターなど多くの電子機器に使われる汎用部品の出荷額が増加した。高速通信規格「5G」向け需要が見込まれる高周波部品も10%増となった。
今後の動向は不透明感が強い。英調査会社オムディアの南川明シニアディレクターは「部品の在庫調整が始まった」と指摘する。今年前半には新型コロナの感染拡大による部品の供給不安から完成品メーカーが在庫を積み増していた。これから在庫調整が進めば部品需要の回復には時間がかかる可能性もある。
(菅野気宇)
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August 31, 2020 at 01:52PM
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新型コロナ:6月の電子部品出荷、前年比5%減 先行きは不透明 - 日本経済新聞
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