2018年5月、熊本空港(熊本県益城町)を離陸した直後の日本航空機でエンジントラブルが起き、複数の部品が落下する重大インシデントがあった。国の運輸安全委員会は30日に調査報告書を公表、エンジン内のタービンの羽根が、高温による腐食と繰り返しの使用によって破断した可能性があるとした。
報告書によると、日航機(ボーイング767―300型)は離陸直後、左エンジンで振動を伴う異音がしたためすぐに空港に引き返した。米ゼネラル・エレクトリック社製のエンジンを調べたところ、奥から6段目までのタービンの羽根が破断していた。地上には重いもので70グラムの金属片が落下し、益城町の住宅街で建物の屋根や車のフロントガラスが傷つく被害もあった。エンジンの重量は本来より73キロ分減っており、約400個の破片(計600グラム)が回収されたという。
運輸安全委が一番手前のタービンの羽根の断面を調べたところ、疲労破壊が起きたとみられる跡が見つかった。数種類あるタービンの羽根のなかで同型のものを調べたところ、周囲を覆うアルミ部分で高温による腐食や亀裂が見つかった。使用回数も多かったことから、この羽根の破断が原因の可能性があると結論付けた。
同型のタービンの羽根が破断するトラブルは05年にも起きていたことも判明した。国土交通省は今回のトラブル後、同じエンジンを積んだ機体の点検を航空各社に指示。安全委によると、同じ型の羽根を使っていた4社は、すべて新しいものに取り換えたという。(贄川俊)
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July 30, 2020 at 08:06AM
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部品落下の日航機、疲労破壊でタービンの羽根破断か - 朝日新聞デジタル
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