2020年07月28日07時13分
リーグ再開後のレアル・マドリード戦、相手選手と激しく競り合う久保建英（左）＝６月２４日、マドリード近郊バルデベバス（ＡＦＰ時事）
名門レアル・マドリードのトップチーム入りが難しい状況で、久保建英は決断した。マジョルカへの期限付き移籍が決まったのはサッカーのスペイン１部リーグ開幕直後の昨年８月２２日。２部から昇格したばかりとはいえ、既に出来上がっているチームで定位置を確保するのは簡単ではなかったが、ひとたびピッチに立てば随所に光るプレーを見せた。
自ら開いたトップの扉 衝撃だったレアル移籍―サッカー久保建英・飛躍の序章（上）
ビルバオとの本拠地デビュー戦では鋭いドリブル突破でＰＫを獲得。途中出場したレアルとの初対戦では１―０の「大金星」を味わった。
リーグ戦再開初戦で古巣バルセロナと対戦した久保建英＝６月１３日、スペイン・パルマデマジョルカ（ＡＦＰ時事）
待望の初ゴールはデビュー１０戦目となった１１月１０日のビリャレアル戦。後半８分にペナルティーエリア手前から左足で豪快にゴールネットを揺らし「毎晩見てきた大きな夢がかなった」と喜んだ。先発の機会も徐々に増え、１２月の古巣バルセロナとの大一番ではフル出場。チームは大敗したが、かつては夢の舞台だった敵地カンプノウで孤軍奮闘し「想像以上にやれたので大きな自信になった」。
今年２月のベティス戦で今季２点目を決めると、先発に定着した。新型コロナウイルス禍でプレーできない間もフィジカル強化に努め、６月のリーグ再開後は驚異のスピードと技術でライバルを圧倒。残留を争うマジョルカのエース的存在となった。結局チームを２部降格から救うことはできなかったが、４ゴール４アシストという数字以上に強烈なインパクトを残したことは確かだ。
来季はレアル・ソシエダードへの期限付き移籍が有力視され、実現すれば欧州リーグも経験できる。スペイン中に「ＫＵＢＯ」の名をとどろかせた今季に続き、来季は欧州で１９歳の存在を知らしめたい。 （バルセロナ時事） 
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July 28, 2020 at 05:13AM
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最後はチームのエースに 欧州で「ＫＵＢＯ」を―サッカー久保建英・飛躍の序章（中） - 時事通信ニュース
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