新型コロナウイルスの治療に必要な人工呼吸器が世界的に不足する中、さいたま市に本社を置く自動車部品メーカーが、人工呼吸器の生産に乗り出す方針を固めました。
人工呼吸器の生産に乗り出すのは、さいたま市に本社を置く大手自動車部品メーカーの「マレリ」です。
関係者によりますと「マレリ」は、国内の医療機器メーカーの委託を受けて、埼玉県本庄市にある自動車向けの電子部品の工場で来月から人工呼吸器の生産を始めます。
７月には生産規模を月産４０００台に増やす計画で、各国の承認を得たうえで、ベトナムやインド、それに国内の医療機関に供給を始めたい考えです。
新型コロナウイルスの影響で自動車の需要が落ち込む中、「マレリ」も生産調整を余儀なくされていますが、自動車部品の分野で培った生産技術や部品の調達網を生かして、人工呼吸器の生産に乗り出すことにしました。
医療現場で必要な資材が世界的に不足する中、自動車や電機などの関連企業が業界の垣根を越えて、人工呼吸器や顔を覆う「フェースシールド」などの開発や生産に乗り出す動きが広がっています。
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May 22, 2020 at 07:43AM
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部品メーカーが人工呼吸器生産へ｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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