2020年4月、自動車整備業界をはじめ、国内各業種における情報提供や技術伝承の支援を目的として設立された一般財団法人 日本技能研修機構(代表理事:石下貴大、英文表記:Japan Technical Training Organization、JATTO)の協賛会員に、株式会社ヤナセオートシステムズ(本社:東京都港区、代表者取締役社長:江花 辰実)の加入が決定した。
ヤナセオートシステムズとしては、輸入車部品販売の強みを活かしローンチテック社製スキャンツールやADAS校正機器に関する情報や技術をエーミング・ジャパンに提供する方針としている。
JATTOでは、全国に500のハブ拠点(エーミングセンター、AC)を設けることで、エーミングを請け負う整備網を構築し、普及拡大が続く先進安全自動車(ASV)の機能維持とドライバーの安全性の確保を支えていくことを目指す方針としており、2020年4月1日に始まった特定整備制度に合わせて導入された新たな認証資格「電子制御装置整備」を有するACが整備事業者や損害保険会社などからエーミング作業を受託する仕組みを構築するとともに、技術・情報の提供を通して先進技術対応を行える体制を構築する予定としている。
- ヤナセオートシステムズについて
株式会社ヤナセオートシステムズは、株式会社ヤナセ100%出資の関係会社として設立され、輸入車アフターサービスのエキスパートとして、部品事業と板金塗装事業を中心に高い品質のサービスと商品を提供している。
板金塗装事業においては、全国10か所の自社直営工場に加え、全国300社の工場と提携することで優良工場ネットワークを構築すると共に、独自のWebシステムを導入しており、グループに入庫する車両だけでなく、損害保険会社や各ディーラーからの修理依頼にも対応し、輸入車を中心に年間6万台以上の修理実績を持つ会社だ。
内製工場は、各自動車メーカーのボディ修理に関する認定工場資格を取得しており、
メルセデス・ベンツ、アウディ、BMW、GM、ジャガー・ランドローバー、ボルボ、テスラ、マクラーレン、ランボルギーニ、フェラーリのメーカー認定のボディショップとして、最新の技術情報と教育訓練を受けたメカニックを配備している。
部品事業では、国内に流通するほぼ全ての輸入車に関する部品・用品に加え、テスター類も取り扱い、自社倉庫に約6万品目の在庫を有し、全国7か所に配置されたパーツエリアセンターを通じて整備、板金・塗装事業者及び部品商社向けに供給している。
また、輸入車整備に対する強みを活かし、販売先の工場に対するテクニカルサポートも提供して、アフターマーケットで安心、安全な輸入車整備が実施できるよう支援している。特に、ローンチテック社製スキャンツールについては、昨年、自社内にカスタマー・サポートセンターを開設し、取組みを強化している。
- 一般財団法人 日本技能研修機構(JATTO)について
2020年を迎え、オリンピックイヤーとしての盛り上がりはあるものの、日本全体に閉塞感や先行き不透明感があり、未来を不安視する声が多々あがっています。経済面をみると、少子高齢化による労働人口減は、今後の日本において避けることのできない大きな問題となり、今後はさらに表面化してきます。
また、各業界における各分野の優れた技術者の高齢化も顕著になってきていますし、働き方改革をはじめとする働き方の変化に伴い、その技術伝承の方法においても、あらたなチャレンジが必要となってきています。そして、アジア各国の経面での台頭により、日本の国際競争力が衰えてきていることも事実です。
そのような課題を解決するために、また日本国の国際競争力の回復にも寄与することを目指し、一般財団法人 日本技能研修機構(JATTO)では、非営利団体である一般財団法人として、様々な活動を推進してまいります。
- 一般財団法人 日本技能研修機構(JATTO)の三つの取り組み
世界中の各業界各分野において、テクノロジーの発展による、商品の変化やサービスの変化により、新たな技術が求められています。
しかしながらその新しい技術は技術者個々の能力に依存している一面が強く、それを広く伝達させるには、標準化が必須となります。また、その標準化された技術を広く伝えるためには、ネットワーク化されたサービインフラの整備が必要です。一般財団法人 日本技能研修機構(JATTO)では各分野においてのサービスインフラの整備も促進してまいります。
専門家監修の元で標準化された新技術を、ネットワークによって幅広く国内に伝播させることで、技術大国ニッポンを、新技術の分野でも継続できるような活動を推進してまいります。
詳細:https://www.jatto.or.jp/%E6%96%B0%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%AE%E6%A8%99%E6%BA%96%E5%8C%96/
技術伝承の推進
当機構では、日本の各業界各分野における優れた技術を、新しい形で伝承していくことを推進します。
技術者の高齢化に伴い、そのような技術を後世に伝承させるための時間は、刻一刻と失われています。特に技術者・職人に依存している手元技術に関しては、今まで、標準化された仕組みによる技術伝承がなされていなかった分野が、多々存在します。
今後は今までの技術研修をより体系化・標準化することが必要になりますし、それらをEラーニング等を活用した効率的な形で広めていく必要があります。
各業界各分野のプロフェッショナルの監修の元、標準化・効率化の視点を持って、有効にかつ、スピーディーに技術伝承を推進してまいります。
外国人雇用の推進
日本における労働者不足を目に見える形で解消するためには、外国人人材の雇用・活用は必須となります。ただし、2020年時点では、各業界各分野で外国人雇用にまだまだ抵抗感があるのも事実です。当機構では外国人雇用に対してのさまざまな不安を、仕組み作りによって解消してまいります。
失踪や犯罪等の問題、文化の違いによる問題、キャリアプランの欠如によるモチベーション不足の問題等、諸問題に対して専門家集団による「外国人雇用推進のための仕組み作り」により、外国人人材が生き生きと日本で仕事をする事ができ、受入企業も労働者不足という大問題を解消できるような活動を推進します。
そして、外国人人材が母国へ戻った時に、母国で活躍できるような環境作りも整備してまいります。日本と人材母国との懸け橋となり、人材交流の正しい姿を構築していきます。
- 一般財団法人 日本技能研修機構 AC(エーミング・センター)について
今後、自動車特定整備事事業者でしか整備できない「電子制御装置」を搭載した車輛が増え続けていきます。
Aiming Japanでは特定の車輌を優先的にお受けする事が出来るよう、最新の情報と技術を共有し、重大な社会責任を担う取り組みを行っています。
JATTO エーミング講習動画等
JATTO メディア掲載
2020年3月 BSR「技術・情報の提供で整備業界における先進技術対応を支援」
2020年4月 日刊自動車新聞「4月1日から特定整備~整備事業者の進む道~」
2020年4月 一般社団法人 日本自動車会議所の「エーミング請け負う整備網構築 全国に500のハブ拠点」
2020年4月 日刊自動車新聞「ASVのエーミング請け負う JATTO来月活動開始」
2020年4月 整備戦略「整備を語る FRONT FACE 代表理事巻頭インタビュー」
2020年4月 日刊自動車新聞「エーミング請け負い 業界横断で課題解決」
2020年5月 月刊アフターマーケット「日本技能研修機構、整備業界の抱える悩みに包括的に取り組む」
2020年5月 せいび界「電子制御装置整備時代の救世主が誕生!」
ヤナセオートシステムズ(YANASE AOUTOMOTIVE SYSTEMS CO., LTD.)
〒105‐8575 東京都港区芝浦一丁目6番38号
従業員数:376名(2018年9月現在)
公式サイト:https://www.yanase-autosystems.co.jp/
[主な事業内容]
・輸入自動車部品の輸入及び販売(パーツ&アクセサリー事業)
・輸入車用タイヤの供給(タイヤ事業)
・自動車部品の在庫管理及び全国各地への配送(物流事業)
・各種カーディテーリング商品の開発、供給(カーケア事業)
・リサイクル商品の製作、販売(リビルト事業)
・クラシックカーのレストア(レストア事業)
・輸入自動車の板金・塗装(事故車修理事業)
一般財団法人 日本技能研修機構
英文表記:JATTO(Japan Technical Training Organization)
所在地:〒108-0074 東京都港区高輪四丁目23番6号ハイホーム高輪708
連絡先:info@jatto.or.jp
公式サイト:https://www.jatto.or.jp/
公式フェイスブック:https://www.facebook.com/jatto.or.jp/
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC5oiNjw-XeBOGctgWGsy88Q
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May 24, 2020 at 04:25AM
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