2月にはBlue Wave winter leagueの長崎総合科学大附高戦で2ゴール。3月下旬に行われた立正大淞南高との練習試合でも2ゴールを決めた。立正大淞南戦の2発はゴール前のこぼれ球に身体を投げ出して決めたものと難易度の高いヘディングシュートを決めたもの。CFの中山はサイドへ流れる癖があるが、江本孝監督から求められているPA幅でのプレーを意識してゴールに結びつけた。
空手では、福岡県チャンピオンになったこともあるという実力の持ち主。だが、サッカーにより楽しさを覚え、のめり込んでいった。サッカー歴が短いことは確かだが、「下手くそなので」という中山は人一倍の向上心で台頭してきている。
江本監督によると、午後9時の寮の点呼後にボールを蹴りたいと言ってくるほど。「点呼後時間があるので」と語る中山は主に昨夏、そして現在もグラウンドの照明をつけて自主トレーニングをしているという。
動きは柔らかく、身体を張ることもできる。「自分が決めてゲームを終わらせたいという気持ちがある」という思いを結果で表現する回数はまだまだ少ないが、1年生ながら全国高校選手権にも出場したCF候補のポテンシャルを大学関係者も評価。今後が楽しみな存在であることは間違いない。
選手権でゴールを決めている長崎総科大附MF別府史雅(新2年)は、ルーヴェン福岡FC(福岡)時代のチームメート。「中学校の時も凄く上手かったし、自分は別府に負けないという思いでこの高校入ってきて、ライバルというか。『全国で当たろう』と言って、(全国では)当たれなかったんですけれども、Blue Waveの時は自分が2ゴールを決めることができた。(別府の目の前で)『やってやったぞ』という気持ちがありました」。今後も向上心を持ち続けて、ライバルを上回るような選手になる。
まず、目標にしているのはインターハイでの活躍だ。「自分はレワンドフスキとか絶対にゴールを決めて、勝つ選手になりたいので、誰よりも努力をして頑張っています。去年はインターハイに出れていないので、自分が県でも得点王になってインターハイに出て、上位目指して、自分が(全国大会でも)得点王を目指して行ければなと思っています」。県新人戦ではまさかの3回戦敗退。昨年度インターハイ8強の西京高など山口県内にもライバルは多いが、自分のゴールで高川学園を勝たせて、全国で大暴れする。
(取材・文 吉田太郎)
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April 03, 2020 at 12:32PM
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人一倍の向上心持つ高川学園FW中山桂吾、サッカー歴短いCF候補は寮の点呼後に照明つけて自主練も - ゲキサカ
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