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Friday, April 3, 2020

【初めてのサッカー】サッカーをやりたい!と言われたら…。 どのチームにする?保護者の負担は?初めてのチーム選び - ジュニアサッカーニュース

お子さんが、「サッカーをやりたい!!」と言ったらどうしますか?

試合や練習で朝が早いし、下の子もいるし、係や送迎なんてできない…。
色々な呼び名があるけど…、スクール?少年団?クラブチーム?って何が違うの?
他の習い事もしてるし、お金がかかるし…。
個人競技ならいいけど、休んだりうまくならなかったらみんなに迷惑がかかるんじゃ…。

お子さんにサッカーをやりたいと言われた時、このような不安を持つ保護者の方は多いのではないでしょうか?

お子さんが楽しくサッカーができて、保護者の方も無理な負担をしないで安心してサポートができる、そんなチームはどうやって見つけたらいいのでしょうか?
まずは、スクールと少年団とクラブチームの一般的な違いについて、確認しましょう。

それぞれの団体の一般的な特色、保護者のサポートを以下にまとめてみました。

※団体は地域色もありますので、この表とは異なることもあります。お近くのチームでご確認ください。クラブチームのバスなどはないところも多いです。表の下に詳細があります。

スクール 少年団 クラブチーム
回数 週1~2回 平日0~2回 土日は練習や試合 平日1~4回、土日は練習や試合
月会費 5,000円前後から回数による クラブチームより低料金 5,000円~10,000円前後
コーチ 専門の指導スタッフ ボランティアコーチやお父さんコーチ 経験のある専門の指導スタッフ
試合・遠征 公式戦不可 公式戦に参加 遠征は年に数回 公式戦に参加 遠征は多い
送迎 練習場までの送迎 練習場までの送迎 試合会場や遠征会場までの送迎が必要 練習場までの送迎 試合や遠征会場へはクラブチームバスでの送迎
ない 役員や当番 ない
購入商品 スクール指定品を購入 少年団により購入 クラブチーム指定品を購入
スクール

回数:週1~2回が多く、スクール生が何回コースにするか選べるところが多い。
月会費:週1回で5,000円前後のところが多く、回数によって金額が変わる。
コーチ:専門の指導スタッフが個人テクニックやサッカーの楽しさを教えてくれるところが多い。
試合・遠征:選手登録をしないため公式戦に参加出来ないが、スクール独自のイベントがある場合がある。また、試合コース等がある場合もあり、金額を追加することで試合や遠征に参加できるスクールもある。
送迎:決まった練習場までの送迎のみ。送迎バスがあるスクールもある。
:ないスクールがほとんど。
購入商品:スクール指定のユニフォームやソックス、ボール等ある場合があるが、どれを購入するかはスクールによる。

少年団

回数:平日0~2回、土・日は練習や試合がある。
月会費:少年団によって違うが、クラブチームより低料金なところが多い。
コーチ:ボランティアコーチが多く、お父さんコーチが多い。
試合・遠征:選手登録をして公式戦に参加できる。練習試合や試合が比較的多く月に1回から8回位。遠征は年に数回ある。練習試合や試合に追加料金はかからないが、遠征には追加料金がかかる。
送迎:決まった練習場までの送迎と、練習試合や試合会場、場合によっては遠征会場までの送迎が必要になることも…。
:保護者役員、学年役員、送迎当番、練習当番、試合当番など…。少年団によって違うが、何かしらの係はある。
購入商品:練習着、ユニフォーム、ジャージ、ベンチコート、何をどこまで揃えるかは、少年団によって違う。

クラブチーム

回数:平日1~4回、土・日は練習や試合がある。
月会費:月会費5,000円から10,000円前後が多く、少年団より高い料金がほとんど。
コーチ:経験のある専門の指導スタッフが、個人技術や戦術、フィジカルなどを専門的に指導してくれる。
試合・遠征:選手登録をして公式戦に参加できる。練習試合や試合が比較的多く月に1回から8回位。遠征は少年団より多い。練習試合や試合に追加料金はかからないが、遠征には追加料金がかかる。
送迎:決まった練習場までの送迎。練習試合や試合会場には個人での送迎が必要な場合もあるが、遠征会場まではクラブチームのバスで送迎してくれる場合が多い。練習試合や試合に追加料金はかからないが、遠征には追加料金がかかる。
:クラブチームによって違うが、ない場合がほとんど。
購入商品:練習着、ユニフォーム、ジャージ、ベンチコート、しっかり揃えるクラブチームが多い。

お子さんの取り組みたいスタイルは?

まずは、実際にサッカーをするお子さんがどんなスタイルでサッカーをしたいのかが一番重要です。楽しく身体を動かす程度にサッカーをしたいのか、たくさん試合に出て色々な経験をしていきたいのか…。サッカーのチームは大まかに、スクール、少年団、クラブチームがあり、それぞれ特色があり、保護者にとっても負担になることが変わってきます。

また、実は、少年団とクラブチームの間に街クラブと言われるチームもあります。
クラブチームはJチームの下部組織としてあるチームですが、街クラブはJチームの下部組織ではありません。少年団とクラブチームの間にあるイメージで、街クラブによって少年団よりだったりクラブチームよりだったりします。

我が家は、長男が小学1年、次男が幼稚園年中の時にサッカーを習い始めました。
スクールと、街クラブを体験練習させてもらって、その時は楽しくサッカーを教えてくれるスクールを選びました。長男が4年生までは、そのまま週に1回のスクールと、イベントの試合でサッカーを楽しみましたが、5年生になる時に「もっとサッカーがしたい!試合に出てみたい!」と言い出し、1年生の時に行った街クラブに再度体験練習に参加し、次男も一緒に入団しました。

長男が街クラブに入団した時、5年生という事もありチームとして形が出来上がっていて、ポジションもよく分からない長男は出遅れた感じがありました。やっぱりもう少し早く街クラブに入ればよかったかな?と、思ったりもしましたが、練習量もかなり増えて試合もたくさんあり、スクールと比べて忙しくなったので、1年生の時の気持ちで入団していたら辞めていたのかもしれない、このタイミングで街クラブに入団してよかったのだ、と思うようになりました。

この街クラブは、古くからある強豪のチームで人数も多かったのですが、AチームBチームと2チームで試合に出る事が多かったので、うまくないから全く試合に出れないという事はありませんでした。練習は厳しかったですが、長男の得意なことを見つけてくれて伸ばしてくれるコーチだったので今でもとても感謝しています。

引っ越しして心機一転!のはずが…

その後、入団して一年で県外に引っ越すことになり、引っ越し先で近所の少年団に入団しました。
引っ越し先のチーム情報はネットなどで調べましたが、あまり情報が無く、長男が6年生という事もあり早くチームを決めなくては!と、慌てて入団しました。次男も、長男と同じ少年団に入団しましたが、「サッカーに行きたくない…。」と言うようになりました。休会したりしながらも続けるように話し、様子を見ていましたが、次男が毎週末熱を出すようになってしまい「他のチームに入団出来ないなら、チームを辞めて1人で練習したい。」と言うようになり、長男の大きな大会が終わったタイミングで、次男は隣の市の街クラブに入団しました。

長男は、卒団までの1年間少年団に通いましたが、親の私の方が暗くなるような出来事が多々あり、あまり思い出したくありません…。辞めてもいいよ、と何度も話しましたが、せっかく出合った友達と一緒にサッカーがしたいという気持ちが強かったので、卒団まで少年団で頑張りました。

次男は、隣の市の街クラブに通い送迎は大変でしたが、イキイキとサッカーをするようになりました。嘘のように毎週末の熱も出なくなり、サッカー大好き少年になりました。長男が通った少年団の方が強いチームでしたが、街クラブでのサッカーを通して次男はサッカーが大好きになり、自主練習もするようになり、かなり成長したと思います。

お子さんがサッカーをしたいと言った時、まずはお子さんの言葉と心に耳を傾けて、どんなスタイルでサッカーがしたいのか、親子で話してください。スクールは他の団体との同所属が可能ですが、チームの選手として選手登録して公式戦に出場するので、少年団、街クラブ、クラブチームの同所属はできません。
お子さんのスタイルに合ったチームや気になったチームをいくつか選び、体験練習などに参加してみるのがとても大事だと思います。

スクールが向いているタイプ

楽しく体を動かしたい気持ちが強かったり、他の習い事もあり忙しいなら、スクールがいいかもしれません。試合もほとんどなく、保護者のサポートは送迎のみが多いので、入りやすいかと思います。

少年団・クラブチームが向いているタイプ

もともとサッカーに興味があったり夢中になりやすいタイプなら、初めから少年団や街クラブ、クラブチームを検討してみてもいいと思います。ただ、クラブチームは、そのチームでプレーしたいと希望する子供が多かったり、クラブチーム側も一定以上のレベルを求めることが多いため、セレクションを受けて合格しなければ入れないことがほとんどです。揃えるものが多かったり試合や遠征も多いため、保護者としても覚悟?が必要かもしれません。

チームは「強い弱い」だけではわからない!

ネットで色々なチームの情報収集をして、そのチームの大会の結果を知ることもいいと思いますが、強い弱いだけではどんなチームか分かりません。強いチームに入団したからといって必ずしもお子さんに合っているとは限りませんし、有名な指導者じゃなくてもいい指導者はたくさんいます。
最初は、仲のいい友達と一緒にサッカーがしたいからという理由でもいいと思います。そこから、子供たちが何を感じてどう成長していくのかで、今後を考えればいいと思います。

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最後に

お子さんがサッカーを習うか悩んでいる時、保護者の負担や団体競技の不安からあきらめる話を聞いて、もったいないな…と思っていました。サッカーだけではなく、どんな習い事でも保護者のサポートは必要です。
スクールから少年団や街クラブに入りその後にセレクションを受けてクラブチームでサッカーをする子、少年団や街クラブでサッカーをしながらスクールで個人テクニックを磨く子、お子さんの入るチームやお子さんのサッカースタイルによって色々なチームの選び方があります。お子さんのスタイルや保護者の負担に合ったチーム選びをすれば、納得のいくチームに出会えると思います。

お子さんが、「サッカーをやりたい!!」と言ったら、是非、一歩踏み出して、体験練習に参加してみてください。

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