0・2ミリ×0・1ミリの世界最小のチップ部品を0・05ミリの間隔で基板に搭載する技術を持つ。この技術が基板の小型化、軽量化を実現し、携帯電話やスマートフォン、車載用のブルートゥースに使われている。
もともとは家電製品の販売業を営んでいた。大手電子部品メーカーの相馬市進出を受け、1970(昭和45)年に部品の下請け製造を始めた。電子機器の性能が向上し部品の小型化が求められた。加工機械や基板のメーカーとともに研究を重ね、はんだ付けなどの技術力を高めて狭い間隔でチップ部品を配置させることに成功した。
継続して発注してくれる取引先を増やし、経営の安定につなげた。
高山慎也社長(58)は福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の実現に向け、力を尽くす考えだ。南相馬市の福島ロボットテストフィールドに進出する企業と地元企業のマッチングに励む。医療機器、成長が見込まれる航空宇宙、ロボット産業に参入しており、地元企業とともに一層の事業拡大を目指す。高山社長は「培ってきた技術を新しい分野に生かし、地域に次世代産業の集積地帯をつくるのが最終的な目的だ」と語った。
■メモ
▽設 立=1970(昭和45)年3月
▽社 長=高山慎也
▽従業員数=102人
▽住 所=福島県相馬市石上字宝田69
▽電話番号=0244(36)0111
からの記事と詳細 ( 第9回ふくしま産業賞 晴れの受賞企業・団体 金賞 アリーナ(相馬) 最小チップ、搭載実現 - 福島民報 )
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