NTNは、手首関節モジュール「i-WRIST」の本体と周辺部品をパッケージ化した『「i-WRIST」スタータパッケージ』を発売した(図1)。初めて使用するユーザーを対象に、同モジュールの活用を支援する。試作機の設計や動作検証にかかる工数を削減できるとしている。
* NTNのニュースリリース: https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202300056.htmli-WRISTは、リンク機構の工夫によって手首のようななめらかな動きを実現したロボティクス・モジュール。いわゆるパラレルリンクロボットの一種で、2018年8月に量産を開始している。
半球状の全方向に対して高速・高精度に位置決めできるのが特徴で、外観検査やグリース塗布などの自動化に使われている。従来は本体と専用コントローラー、専用コンソールを販売していたが、スタータパッケージでは、それらに加えて直動アクチュエーターや回転アクチュエーター、制御盤、安全カバー、架台も提供する(図2)。
組み立てて電源を投入するとすぐに使用でき、装置全体の設計や組み立て、配線、構成部品の調達、制御セットアップ、動作確認などに要する手間と時間を減らせる。試作機の設計や動作イメージの検討、タクトタイムの検証などが容易になるという。導入検討時には、シミュレーションによる動作イメージの提供など、NTNからの技術支援も受けられる。スタータパッケージの価格は「商流にもよるが1000万円程度」(NTN)という。
からの記事と詳細 ( 周辺部品とのセットで導入しやすく、NTNの手首関節モジュール - ITpro )
https://ift.tt/VulfKMt
No comments:
Post a Comment