トヨタ自動車は30日、4月のグループ世界生産が前年同月比8.3%増の89万5085台だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響で減少していた反動で前年超えとなった。
トヨタ単体の同月の生産は同14%増の78万7800台だった。同社が 決算資料で示した4月生産計画80万台をやや下回ったが、同月としては過去最高の台数となった。ダイハツ工業や 日野自動車を含めたグループ世界販売は同4.8%増の87万5363台だった。
自動車業界で長らく生産制約となってきた部品供給不足には改善の兆しが見えてきており、国内自動車メーカー各社は大幅な増産を目指している。世界最大の自動車メーカーであるトヨタも今期(2024年3月期)は過去最高の生産台数を見込んでおり、業績を大きく押し上げる要因となるとみている。
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