日本の家電製品のパーツが、ウクライナ侵攻でロシア軍が使うドローンに含まれている可能性が高いことがわかった。ウクライナ軍が、実際に攻撃に使われた機体を朝日新聞に特別に公開し、その分析結果も示したことで判明した。
部品の9割近くを米国や欧州、日本製品が占める計算だ。
部品の多くは、パソコンや冷蔵庫、模型飛行機といった家電製品に使われるもので、集積回路などの民生品だった。
ウクライナ軍情報局は形状などから、ドローンはイラン製だとみている。
こうした部品は輸出後に第三国を経由してイランで軍事転用され、ロシアにわたった可能性がある。
ウクライナ軍情報局は11月下旬、首都キーウ(キエフ)の関連施設で、攻撃型や自爆型のドローン計3機を朝日新聞に公開した。
いずれも、侵攻に使われてウクライナ側が撃ち落とすなどしたものという。3機は爆発せず原形をとどめており、同局が保管して解析を進めている。
粘着テープでつなぎ合わせたような跡や、木製プロペラを使うなど、ドローンの作りは一見簡素だ。
だが、機体内部の部品は欧米や日本の製品が「ほぼすべてだ」(ウクライナ軍情報局員)という。(キーウ=杉山正)
からの記事と詳細 ( 侵攻ドローン、日本・欧米部品が9割近くか ウクライナ軍が特別公開:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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