サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は、来年開催されるワールドカップに向けた強化試合で、本大会の1次リーグで同じグループに入っているスペインと対戦し、0対1で敗れました。
世界ランキング11位の日本は、来年7月にオーストラリアとニュージーランドで開幕するワールドカップに向けた強化の一環で、スペインに遠征しています。
15日は年内最後の強化試合で、本大会の1次リーグで対戦するヨーロッパの強豪、世界6位のスペインと対戦しました。
日本は立ち上がりからミッドフィルダーの長谷川唯選手を攻撃の起点にボールを支配して、相手ゴールに迫る展開を見せていましたが、前半9分、スペインにロングシュートのこぼれ球を押し込まれて先制点を奪われました。
19分には、右サイドからのスルーパスでフォワードの田中美南選手がゴール前に抜け出し、相手ゴールキーパーと1対1となる絶好のチャンスを作りましたが、シュートを阻まれ得点を奪えませんでした。
1点を追う後半は、18歳のミッドフィルダー、藤野あおば選手が鋭いドリブルで切り込むなど前線の高い位置で相手にプレッシャーをかけてファウルを誘い、フリーキックのチャンスをたびたび得ましたが、ここも得点には結び付けられませんでした。得点の決定力で精彩を欠いた日本はスペインに0対1で敗れました。
日本は、今月11日のイングランドとの強化試合も0対4で敗れていて今回のスペイン遠征の2試合でいずれも得点を奪えず課題を残しました。
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