サッポロビールは12日、「エビスビール」発祥の地であり、同社の本社がある恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)で、2023年末頃にビールの醸造を再開すると発表した。恵比寿での醸造は35年ぶり。地域のにぎわいに貢献するとともに、ビールの販売増につなげたい考えだ。
現在、地下にある「エビスビール記念館」を改装し、「YEBISU BREWERY TOKYO(エビス ブリュワリー トウキョウ)」としてオープンする。新たにビール醸造設備を整備し、現地限定のエビスビールを年130キロ・リットルほど生産。醸造設備は、ガラス張りにして来場者が見学できるようにする。
ビールをその場で味わえるバーや、エビスビールの歴史を紹介する「ミュージアム」も設ける。
野瀬裕之社長は12日の記者会見で、「エビスは街とともにある唯一無二のブランド。35年ぶりの醸造再開に強い思いがある」とし、新施設を「新たなビール文化が生まれる拠点としていきたい」と述べた。エビスビール記念館は今年10月末で休館する。
サッポロビールの源流の一つである「日本麦酒醸造会社」は1890年にこの地で製造を始めた。「恵比寿」の地名の由来とされる「恵比寿ビール(後のエビスビール)」を製造していたが、1988年の工場移転に伴い生産を停止した。
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