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超満員となった日本対ブラジルの試合。写真中央は吉田麻也(写真:時事通信)
5カ月後に迫った2022年カタールワールドカップ(W杯)に向け、重要な6月4連戦に挑んでいる日本代表。6日のブラジル戦が行われた東京・国立競技場には6万3638人という大観衆が押し寄せた。
同日から関東甲信越の梅雨入り宣言が出され、夜も冷たい雨が降るあいにくの気象条件にも関わらず、新国立初のサッカー代表戦は凄まじい熱気と興奮に包まれた。
試合の方は世界ランクトップのサッカー王国が前評判通りの圧倒的強さを見せた。日本もキャプテン・吉田麻也(サンプドリア)、右サイドバック・長友佑都(FC東京)ら守備陣中心に何とか耐え、ネイマール(PSG)ら爆発的な個の力を止め続けたが、後半32分に手痛いPKをエースに決められ、0-1で苦杯。過去0勝2分10敗という難敵に対し、またしても一矢報いることができなかった。
「0-1というスコア以上の差があると正直、思っています」と吉田も悔しさをにじませた。
超満員となった国立競技場
それでも、ブラジル戦開催のインパクトは大きかった。最大の効果と言えるのが、前述の通り、スタジアムの大入りだ。
2020年以降のコロナ禍で観客制限が続き、サッカーファンの日本代表離れが加速。直近の6月2日のパラグアイ戦も4万2000人収容の札幌ドームに2万4511人しか観客が入らなかった。
「ブラジルとの対戦が決まってから、沢山の人にチケットを頼まれて、入手がすごく難しかったんですね。それで代表人気が盛り上がっているのかなと個人的に思っていたんですけど、札幌の試合を見て、自分の感覚とは違いました」と吉田も戸惑いを覚えたという。それだけに6万人超の動員は朗報。選手たちの大きなモチベーションにもなったはずだ。
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