女子サッカーでワールドカップ(W杯)とオリンピック(五輪)を4度ずつ制した強豪米国の選手が訴えてきた男女の賃金格差是正問題がようやく決着した。

同国連盟は18日、男女それぞれの代表選手会と労使協定で合意し、W杯を含め全ての試合の報酬を同額にすると発表した。今回合意した内容は金銭面だけでなく、練習場所や移動、宿泊レベルなどあらゆる環境面も同等とした。女子だけに恩恵があるわけではなく、これまでは男子に認められていなかった活動期間中の子どもの世話も平等になった。米国の女子選手は19年3月に格差是正を求めて提訴していた。