宮田村の部品組み立て加工「初崎製作所」が自社農園で育てた甘栗から商品化し、「あまぐりFactory(ファクトリー)」の名で販売する和紅茶「美栗」が、県内外で取扱店舗を増やしている。コロナ禍では、健康志向や国産素材の商品が消費者に選ばれ、和紅茶市場も成長しており、特産化を目指している。(石川才子)
初崎製作所は一九九〇年に設立され、半導体や自動車、医療の分野で部品の検査や組み立て加工を行う。地域貢献したいとアグリ事業を立ち上げ、二〇一六年から国内では珍しい甘栗の栽培を開始。不作に悩まされながらも農場を六・六ヘクタールまで広げ、二〇年に初めて六十キロを収穫した。
栽培した甘栗は「しなのあまぐり」としてブランド化した。商品化を考える中で、世界で評価が高まっている和紅茶に着目。静岡産茶葉とブレンドする形で開発した。製造は信濃町の黒姫和漢薬研究所。今後は天龍村仲井侍地区の茶葉とブレンドするなど、県産素材にこだわりたいという。
オンラインショップを中心にパックや缶で販売し、レストランメニューにも採用されている。責任者の初崎哲也さん(50)は「多くの人に、しなのあまぐりを味わってほしい一心。国産の...
中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。
※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。
関連キーワード
おすすめ情報
からの記事と詳細 ( 部品組立加工メーカーが甘栗の和紅茶販売:中日新聞Web - 中日新聞 )
https://ift.tt/Oy0KQWb
No comments:
Post a Comment