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Saturday, April 9, 2022

北の大地で頂点誓う 仙台出身の女子サッカー選手が北海道で活躍 - 河北新報オンライン

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 北の大地で奮闘する仙台市出身の女子サッカー選手がいる。北海道大谷室蘭高(室蘭市)の鈴木璃莱(りんら)(3年)。親元を離れ、寮生活をしながら主力選手として活躍する。最上級生の今季は「送り出してくれた両親に結果で恩返ししたい」と意気込む。

聖和学園高との練習試合でドリブル突破を図る鈴木

 154センチと小柄ながら、50メートルを6秒6で走る快足を誇る。1年生から公式戦全試合に出場し、昨年6月の道高校総体では3試合で9得点を挙げて優勝の原動力となった。

 3月30日は仙台市若林区の聖和学園高薬師堂キャンパスで同高との練習試合に臨んだ。入学後初めて仙台に戻り「帰ってきたという実感が湧かない」と言いながらも笑顔。「相手はパスのレベルが高く、刺激になった」と汗を拭った。

 父の生(しょう)さん(41)がサッカー経験者で、幼い頃から身近なスポーツだった。仙台市宮城野中1年の時に地元チーム「FCみやぎバルセロナ」でサッカーを始めた。

 転機は中学3年時の全日本U-15(15歳以下)女子サッカー東北大会。上位2チームに与えられる全国大会出場権を懸けた準決勝で決勝点を挙げた。この活躍を見た北海道大谷室蘭高の渡辺純一前監督から勧誘を受け、鈴木は「親元を離れ、自立したい」と津軽海峡を越える決心をした。

 初の北海道での暮らしに「想像以上に寒く、雪が多かった」と苦笑いする一方、「毎日サッカーが楽しい。足を動かすチームカラーも自分に合っている」と話す。母の蘭さん(42)は「あいさつもするようになり、協調性も身に付いた」と精神面の成長ぶりに目を細める。

 最後のシーズンに向けて鈴木は「インターハイ、皇后杯、全日本高校女子サッカーの全てを優勝するつもりでいく」と力を込めた。

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