今週のNY市場は神経質な展開か。
先週はウクライナ情勢への懸念が続いたものの、商品相場の上昇が一服したことや、前週までの大幅安で押し目買いが強まったこと、FOMCを通過し金融政策の先行き不透明感が後退したこと、ロシアのデフォルト懸念が和らいだことなどが相場の支援となった。ダウ平均は5.5%高と6週ぶりに大幅反発し、S&P500が6.2%高、ナスダック総合も8.2%高とともに3週ぶりに大幅反発した。週間上昇率は3指数ともに2020年11月以来の大幅高を記録した。
今週は、主要3指数が先週に大幅高となったことで上値の重い展開が予想される中、ウクライナ情勢や米金融政策の先行き見通しをにらんだ神経質な展開か。ウクライナ情勢を巡っては、バイデン米大統領が今週開催のNATOと欧州連合(EU)首脳会議に出席予定で、ウクライナへの支援やロシアへの対応に注目が集まる。
金融政策を巡っては、先週米連邦準備制度理事会(FRB)高官からタカ派発言が相次いだ。今週はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演のほか、ウォラーFRB理事や、各地区連銀総裁の講演や討議参加が多数予定されており、発言内容に注目が集まる。
今週の米経済指標は、2月新築住宅販売件数、10-12月期GDP確報値、2月耐久財受注、3月マークイット製造業・サービス部門・総合PMI速報値など。企業決算はナイキ、カーニバル、アドビ、ダーデン・レストランツなどなどが発表予定。
今晩の米経済指標・イベントは2月シカゴ連銀全米活動指数、パウエルFRB議長講演など。企業決算は引け後にナイキが発表予定。(執筆:3月21日、14:00)
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