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震度6強の地震から一夜明け、JR東日本は、3月中の全線復旧は難しいとの見通しを示した。
16日夜遅くに起きた、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震。
一夜明け、被害の状況が明らかになってきた。
17両編成のうち、16両が脱線した東北新幹線。
その車内で乗客が撮影した映像には、ペットボトルが床を転がるほど傾いている様子が。
連結部のドアも傾いている。
乗客75人にけがはなかった。
乗客「新幹線自体がバウンドして、すごくはねて、シートベルトとかないので怖かった」
17日午後、運輸安全委員会の鉄道事故調査官が、車両や橋脚を調査したところ、車両が停止した瞬間、もしくは停止する直前に脱線した可能性が高いことがわかった。
鉄道事故調査官・加藤剛主管「縦揺れ横揺れとか、当時の地震動の動きと(脱線の)関連性があるかについては、今後、詳細を調査していきたい」
JR東日本は、3月中の全線復旧は難しいとの見通しを示している。
東北新幹線の一部区間の運転見合わせを受けて、全日空と日本航空は、東京と東北地方を結ぶ臨時便を運航している。
一方、急ピッチで復旧作業が進められていた東北自動車道では、通行止めが解除された。
地震調査委員会は、揺れの強かった地域について、1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意が必要だと呼びかけている。
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