【NQNロンドン=菊池亜矢】15日午前のロンドン外国為替市場で、ユーロは対ドルで上げ幅を拡大している。英国時間9時30分時点は、1ユーロ=1.1340~50ドルと、前日の同16時時点に比べ0.0040ドルのユーロ高・ドル安で推移している。早朝に、ロシア軍の一部がウクライナ国境から撤収していると伝わった。ロシアによるウクライナ侵攻が差し迫っているとみられていたなか、ウクライナ情勢を巡る緊張緩和を期待したユーロ買い・ドル売りが進んでいる。
もっとも、報道によると、部隊や軍の作戦訓練のための大規模な軍事演習は継続しているという。ドイツのショルツ首相が15日にロシアのプーチン大統領と会談を予定するなど対話は継続するものの、予断を許さない状況に変わりはない。ユーロ買い・ドル売りの勢いは続かず、買い一巡後は上値が重くなっている。
円は対ドルで横ばい圏の1ドル=115円50~60銭で推移している。早朝から上げ幅を急速に縮めた。ウクライナ情勢の緊迫化への懸念が後退し、米株価指数先物や欧州の主要株価指数が上昇している。投資家が運用リスクを避ける動きが和らぎ、低リスク通貨とされる円には売りが出た。
英ポンドも対ドルで一段高となり、同9時30分時点は1ポンド=1.3550~60ドルと、0.0040ドルのポンド高・ドル安で推移している。
からの記事と詳細 ( ロンドン外為9時半 ユーロ、対ドルで上げ幅拡大 ウクライナ情勢の緊張緩和を期待 - 日本経済新聞 )
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