【NQNニューヨーク=古江敦子】24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6日続落し、15時時点は前日比229ドル48セント安の3万2902ドル28セントで推移している。ロシアのウクライナ侵攻を受け、運用リスクを回避する目的の売りが出た。ただ、ハイテク株に押し買いが入り、ダウ平均は朝方に800ドル超下げた後は下げ幅を縮めている。
ロシア国防省は24日、ウクライナへの空爆で多数の軍事インフラを破壊したと発表した。同国の首都キエフも攻撃されたと伝わった。バイデン米大統領は24日、「ロシアに対して追加の強力な制裁と新たな輸出制限を実施する」と述べた。欧米とロシアの対立が供給網の混乱やインフレ加速につながり、世界景気を冷やすと警戒された。
景気敏感株や旅行レジャー株の下げが目立つ。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が売られ、航空機のボーイング、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスも安い。
半面、年明け以降の下げがきついハイテク株には押し目買いが入った。ハイテク株は地政学リスクや世界景気の影響を受けにくいとの見方も背景にあるようだ。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやソフトウエアのマイクロソフトが高い。
ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反発し、前日比242.046ポイント高の1万3279.533で推移している。
からの記事と詳細 ( 米国株15時、ダウ下げ幅縮める ハイテク株に押し目買い - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/6Yeldq9
ビジネス
No comments:
Post a Comment