藤田知也
日本郵便は28日、立川郵便局(東京都立川市)の50代の元総括課長が、2016年4月~21年9月に2億9千万円分の切手などを詐取していたと発表した。大口顧客が持ち込んだ未使用の年賀はがきなどの交換枚数を水増しする不正を繰り返し、余分に切手などを払い出していた。切手は換金して株式投資に充てていたという。
書き損じなどの未使用はがきの交換は、複数の担当者で枚数を確認するルールになっていた。だが、立川局では「手間がかかる」といった理由で元課長1人に対応を任せていた。日本郵便は1月27日付で元課長を解雇し、告訴する方向で警察に相談している。
元課長はこのほかに11~18年、顧客から交換手数料として受け取った切手約6千万円分を盗んだとも話しているといい、同社は調査を続ける。
日本郵便では19年秋にも、処分すべき切手の多額の横領事案が都内の複数の郵便局で発覚。当時、総務省からの行政指導で同様の事例がないかどうかの実態調査を求められ、「同様の例は他にない」などと同省に報告していた。
日本郵便は28日、京王堀之内駅前郵便局(東京都八王子市)で働いていた30代の元社員が18~21年、顧客から預かったキャッシュカードを使うなどの手口で計3200万円超を盗んでいたことも公表した。(藤田知也)
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